アスタチン (At)
ハロゲン · 固体 · 周期 6 · 族 17
元素の性質
- 原子番号
- 85
- シンボル
- At
- 原子質量
- 209.9872
- カテゴリ
- ハロゲン
- 標準状態
- 固体
- 周期
- 6
- 族
- 17
- 電気陰性
- 2.2
- 原子半径
- 202
- イオン化エネルギー
- 9.5
- 電子親和力
- 2.8
- 酸化数
- 7, 5, 3, 1, -1
- 融点
- 575 K (301.85 °C)
- 沸点
- —
- 密度
- 7
- 電子配置
- [Xe]6s2 4f14 5d10 6p5
- 発見年
- 1940
電子殻
[Xe]6s2 4f14 5d10 6p5
電子は核の周りに殻(主エネルギーレベル)で配置されています。この図は概略図であり、同じ殻の軌道は別々に描かれていません。
アスタチンについて
アスタチン(英: astatine [ˈæstətiːn, -tɨn])は、原子番号85の元素。元素記号はAt。ハロゲン元素の一つ。約30の同位体が存在するが、安定同位体は存在せず半減期も短いため、詳しく分っていない部分が多い。
発見の経緯
発見: 1940 · Emilio G. Segrè
アスタチンはメンデレーエフによって「エカヨウ素」として予言された。1932年、アラバマ工科大学のフレッド・アリソンがモナザイトから85番元素を発見したと発表し、アラバミン(Alabamine - 元素記号Ab)と命名したが後に否定された。1940年、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校でセグレが、ビスマス209にサイクロトロンで加速したアルファ粒子を照射することによりアスタチン211を初めて生成した。
用途と応用
アスタチンは強い放射能と短い半減期(アスタチン210でも8.1時間しかない)のため、研究用以外に用途はない。しかし、アスタチン211は高エネルギーのα線を放出するため細胞殺傷性があり、抗癌剤としての用途が期待されている。現在はアスタチン211の運び屋となる比較的長い半減期を持つ放射性同位体が研究されている。
同位体
アスタチンの同位体は、質量数191から223までの間に30種以上が確認されている。しかし前述のとおり安定同位体は存在せず半減期は一番短いアスタチン213で125ナノ秒、一番長いアスタチン210で8.1時間と短い。その他、20種以上の核異性体も確認されている。アスタチン211は7.2時間の半減期を持つ同位体である。生成法はいくつかあるが、大量生産には液体ビスマスをターゲットとする209Bi + α → 211At + 2n反応が必須とされ、アミノ酸と結合させたアスタチン211製剤が甲状腺がんの放射線治療に使われる。日本では、2022年内服療法の第1相臨床試験が開始された。
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よくある質問
アスタチンの原子番号はいくつですか?
アスタチンの原子番号は85で、原子核内の陽子の数に等しくなります。
アスタチンの原子量はいくらですか?
アスタチンの原子量は約209.9872 uです(炭素-12原子量の12分の1を基準とします)。
アスタチンの電子配置はどうですか?
アスタチンの電子配置は[Xe]6s2 4f14 5d10 6p5です。
アスタチンは周期表のどこにありますか?
アスタチンは第6周期、第17族に位置します。
アスタチンはいつ発見されましたか?
アスタチンは1940に発見されました。